自動車の保険は、「自賠責保険」と「任意保険」の2本立て運用されていることはご存じかと思います。
交通事故はどんなに気をつけていても起こす可能性があります。万が一の事故に備えて、確かな補償を手に入れたいですよね。
このページでは、自賠責保険と任意保険についてご紹介します。
自賠責保険とは?
自賠責保険は、法的に加入が義務付けられている保険です。
自賠責保険は「被害者の救済」を目的として運用されています。
例え事故の過失が10割であったとしても、負傷者は一定の保険を受けとることができます。
ただし自賠責保険で補償されるのは、被害者がケガをしたり死亡した場合のみ。
被害者の車や家屋、お店などを破損したときの修理費(対物事故)は補償されません。
車を運転する以上、モノを破損しないとは言い切れませんよね。
そのため任意保険の加入が必須となります。
任意保険とは?
自動車保険の任意保険は、「自賠責保険」ではまかないきれない賠償請求を補てんするための保険です。
国内・外資系の民間保険会社からさまざまな商品が販売されているので、自由に選ぶことができます。
任意保険の基本補償は、「対人保険」・「対物保険」そして「車両保険」の3つ。
特に対人・対物は、数億円の賠償請求が発生するケースもあるので必須の保険です。
多額の賠償請求の支払いで一生を棒にふるわないよう、必ず任意保険に加入しましょう。
等級とは?
自賠責保険は年齢や車種などに関係なく、一律の保険料を支払います。
一方で任意保険では、事故歴のあり・無しに応じて20段階の区分分けをした「ノンフリート等級制度」を採用しています。
1年間保険を使わなければ1等級アップし、最大で20等級まであります。
20等級までアップすれば保険料が6割安くなるのは魅力的ですよね。
任意保険の加入率
任意保険の加入率は都道府県別で差がありますが、全国平均で26%前後となっています。
つまりおおよそ3台~4台に1台は任意保険に未加入ということですね。
この数字は決して低い数字ではなく、事故を起こした相手が無保険である可能性がおおいにあり得るといえるでしょう。
相手が任意保険に未加入であるということは、賠償金の示談交渉が難航する可能性が高くなります。
相手が無保険の場合、自分が加入する任意保険で補償を受けられる場合があります。
事前に確認しておくと安心ですね。
任意保険に未加入の失敗例
交通事故の加害者になったとき、相手が負傷したりモノが壊れたときは損害賠償を支払う義務が発生します。
自賠責保険は人身事故のみしか補償されませんし、補償されたとしても十分な保険が下りないことが多くあります。
そんなときのために任意保険に加入しますが、もし未加入だと…。
一生かけても支払いが終わらないほどの高額な賠償金を自己負担しなくてはならなくなります。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
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