自動車保険では、事故のあり・なしに応じて契約者を区分分けした「ノンフリート等級制度」を採用しています。
ノンフリート等級制度はの区分は20段階あり、無事故だと保険料が最大60%の割引(20等級)が受けられます。
事故を起こして保険を使うと下がる仕組みの等級制度。
多くの事故では「3等級ダウン」するのが一般的です。
3等級ダウンする事故の例
主に次のケースで保険を使うと、3等級ダウンします。
- 事故の相手にケガを負わせて対人保険を使った
- 事故の相手の車が破損し対物保険を使った
- 誤ってコンビニに衝突し対物保険を使った
- 誤って電柱に衝突し対物保険を使った
人を負傷させてしまったり、相手の車や家屋、お店を破損したりしたときに保険を使うと「3等級ダウン」するということですね。
保険金の金額に関係なく等級が下がる
ここで大切なことは、保険の支払い額に関係なく等級ダウンするということです。
例えば、3億円の損賠賠償金を保険で支払ったときは3等級ダウンしますが、5万円の損害賠償金を保険で支払ったときも同じように3等級ダウンします。
損害賠償金の金額に関係なく、等級は一律でダウンすることを覚えておきましょう。
等級ダウンすると保険料が高くなる
事故で保険金を請求すると、賠償金額に関係なく「3等級ダウン」します。
3等級ダウンが適用されるのは、次年度の保険契約から。
また、事故で保険を使うと「事故あり係数」という特別区分で計算されるため、より保険料が高くなります。
具体的な割引率は次の表の通りです。
等級 | 割引率 | |
---|---|---|
事故なし | 事故あり | |
1 | 64%(増) | |
2 | 28%(増) | |
3 | 12%(増) | |
4 | 2% | |
5 | 13% | |
6 | 19% | |
7 | 30% | 20% |
8 | 40% | 21% |
9 | 43% | 22% |
10 | 45% | 23% |
11 | 47% | 25% |
12 | 48% | 27% |
13 | 49% | 29% |
14 | 50% | 31% |
15 | 51% | 33% |
16 | 52% | 36% |
17 | 53% | 38% |
18 | 54% | 40% |
19 | 55% | 42% |
20 | 63% | 44% |
例えば20等級の人は保険料63%の割引を受けられますが、事故を起こすと38%割引(17等級、事故あり)になります。
保険を使う前(事故前)と比べると、保険料が25%増額してしまうのです。
保険を使わない方がお得なケースもある
3億円の保険金でも3万円の保険金でも同じ3等級ダウン。
ということは保険金の金額によっては、保険を使わないで等級を維持したほうがお得なケースもあるということですね。
例えば12等級の人が保険を使った場合と使わなかった場合の将来的な保険料は次のようになります。
保険を使う場合 | 保険を使わない場合 | |
---|---|---|
1年目 | 78,000円 | 52,000円 |
2年目 | 76,000円 | 51,000円 |
3年目 | 74,500円 | 50,500円 |
4年目 | 52,000円 | 50,000円 |
5年目 | 51,000円 | 49,000円 |
6年目 | 50,500円 | 48,000円 |
7年目 | 50,000円 | 47,000円 |
合計 | 432,000円 | 347,500円 |
7年目を迎えると、約9万円ほどの差が出てきますね。
損害の費用が数万円程度であれば、保険を使わない方がお得といえるでしょう。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
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