自動車保険(任意保険)は、事故歴のあり・無しによって保険者を20段階の等級にわけています。
事故で保険を使うと等級が下がり、1年間を通じて保険を使わなければ等級が一つあがります。
このように等級を上下させることで保険料の割引を行う仕組みが「ノンフリート等級制度」です。
等級引き継ぎ制度とは?
任意自動車保険にはじめて加入すると、最初の年は6等級からスタートするのが一般的です。
ただし、家族の中に7等級以上のノンフリート等級を保有している人がいれば、引き継ぐことがでます。
仮に親の等級が最高の20等級であったとすると・・・6等級の初心者でも、いきなり20等級からスタートすることができるのです。
等級引継ぎのメリットは高い割引率にあり!
保険料を安く抑えられるのが、等級引継ぎ制度を利用する最大のメリットです。
例えば20歳のような免許取れたての世代は、事故を起こす可能性が高いので、保険料が高くなりますよね。
26歳未満だと運転者年齢条件を設定できないのが一般的です。設定できないので保険料を安く抑えることができません。
運転者年齢条件の設定が「無し」で6等級からスタートするのと、20等級からスタートするのでは値引き率が約50%異なります。
⇒ノンフリート等級制度とは?20等級で最大60%の割引を受けられる!
等級引継ぎができるのは同居の親族まで
ノンフリート等級の引継ぎは誰にでもできるわけではありません。次の3つのいづれかの方のみ引継ぎができます。
- 配偶者
- 同居の親族
- 配偶者の同居の親族
等級引継ぎで気を付けること
等級の引継ぎは、同じ保険会社である必要はありません。別の保険会社であっても問題なく等級を引継ぐことができます。
ただし引継ぎができる期間は「8日間」と限られます。現在の保険の解約日から換算して、8日以内に保険を引き継がないと、元の6等級に戻ってしまいます。
また、保険期間の満了前に解約してしまうと、満期で1等級アップするのを辞退することになります。
せっかく引継ぐなら満了日を待って変更したほうがお得と言えるでしょう。
保険会社を変更し引き継ぐ場合は、現在の保険の満了日と同日に次の保険がスタートするよう事前に計画しましょう。
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