等級プロテクト特約は悪用されるケースがあり2012年廃止となった

自動車保険の特約

2012年10月の等級制度の改定により、人気のあった「等級プロテクト特約」は廃止となりました。

全保険会社が統一の等級制度を採用しているので、現在ではすべての保険会社で販売を終了しています。

特約が売り出された当時は保険会社も積極的にアピールをしていましたが、思わぬ誤算があったのが廃止の理由です。

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等級プロテクト特約の魅力

等級プロテクト特約は、車両保険に付帯する特約です。

事故を起こして車両保険を使った時に、本来は等級ダウンするところを、「1回に限り見逃しましょう」という特約です。

等級とは?

等級というのは、事故歴に応じて契約者を20段階の等級に分ける制度です。

等級を上下させることで、保険料の割引(値上げ)を行う。それが等級制度(ノンフリート等級制度)の仕組みです。

仕組みは簡単です。契約日から1年間無事故であれば、1等級アップします。ずっと無事故であれば最大20等級まで登ることができます。

逆に事故を起こすと翌年から1等級、あるいは3等級ダウンしてしまいます。

例えば、18等級で約60%の割引を受けていたとします。そこから3等級ダウンしてしまい、15等級になってしまうと・・・。

割引率は50%になるため、結果的に10%の値上がりとなってしまいます。

仮に10万円の保険契約をしていると、10%の値上げで翌年から11万円になってしまいます。

「等級プロテクト特約」が人気だった理由

事故を起こして車両保険を使った場合、本来は等級がダウンし、翌年から保険料が値上がりします。

等級プロテクト特約は、もしもの事故で車両保険を使ったとしても、1回目は等級ダウンを免れることができます。

等級プロテクト特約は保険料の心配も無く気軽に保険を使うことができたのです。

保険会社の採算が取れなかった

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等級プロテクト特約の魅力であった「気軽に保険を使える」という点は、保険会社からすると出費が多く採算の合わない事態となりました。

これは契約者が確信犯的に事故を起こして保険金を請求する悪用ケースも多く、合理的に運用を進めるには無理が出てきたのですね。

等級プロテクト 特約は発売後から人気を博してきましたが、保険会社側の意向で急きょ廃止に追い込まれたのです。

現在は「免責0特約」が代替サービス

現在では「等級据え置き」という概念が廃止され、最低でも「1等級ダウン」が採用されています。

以前の等級プロテクト特約に次ぐサービスは存在しませんが、近いといえば「免責0特約」が該当します。

保険契約時に設定した免責金額を、「1回目に限り0円にしましょう」という特約です。

ただし、免責ゼロ特約はあくまで免責に限られます。

保険を使うと等級はダウンしますので、よくよく考えて保険を使わないと損をする結果になりかねません。注意しましょう。

⇒免責ゼロ特約は本当に必要?付帯するポイントと大切な条件

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