事故を起こした時、自分の車の損害を補償してくれるのが「車両保険」ですよね。
車両保険を契約するときに免責金額(自分が負担する金額)を設定します。
本来だと1回事故を起こすと免責金額を負担する必要なところを、「1回に限り免責をゼロにしましょう」というのが、免責ゼロ特約です。
免責金額とは?
免責とは漢字のごとく「支払い責任を免れる」意味です。
自分(保険の契約者)の責任を免除する意味と勘違いされやすいですよね。
「保険会社の支払い責任を免れる」が正しい意味になります。
免責金額は保険の契約時に設定します。一般的なのは「5万円-5万円」や「5万円-10万円」といったように、1回目と2回目の免責金額の組み合わせを選びます。
例えば「5万円-10万円」で契約し、修理費が2回とも50万円だとすると・・・1回目は45万円、2回目は40万円の支払いになります。不足分は自己負担になります。
免責金額の設定が高ければ高いほど契約者の負担が大きく、保険会社側のリスクが減るので保険料を安く抑えることができます。
免責ゼロ特約が付帯できる条件
免責ゼロ特約に付帯すると、本来支払うべき1回目の免責金額を0円にしてくれます。ただしこの特約はすべての人が入れるわけではありません。
付帯できる人の条件は「ノンフリート等級が7~20等級」に該当する人に限られます。
ノンフリート等級は運転初心者であれば6等級からはじまるので、翌年の契約から付帯できる計算です。
付帯できない1等級~6等級というのは、過去に保険金の支払い実績がある人です。事故のリスクが高い人は付帯できないということですね。
特約を使える条件とは?
特約を使えるのは、次の4つの条件を満たす場合に限られます。
- 一回目の事故であること
- 全損以外の損害であること
- 車両保険を使うこと
- 事故の相手が特定できること
それぞれの条件を詳しくご説明します。
1.一回目の事故であること
免責ゼロ特約は、1回目の事故のみ使うことができます。2回目以降の事故では使うことができません。
2.全損以外の損害であること
車の状態が全損となる場合は、自己負担がないので免責を支払う必要はありません。全損とは主に次のようなことをいいます。
- 修理費が保険金額を上回る場合
- 車が盗難され、1ヵ月以上発見されない場合
- 車の損傷が激しく修理不可能と判断された場合
3.車両保険を使うこと
免責ゼロ特約が使えるのは、あくまで車両保険を使う場合のみに限られます。車両保険を使わずに自費で修理する場合は、そもそも免責が発生しないので特約も使わないで済みます。
4.事故の相手が特定できること
免責が発生するのは、自分に過失がある車対車の事故に限られます。たとえばイタズラによる損害や盗難などの損害では免責が発生しません。
車対車の事故では相手の車が特定できることが条件になります。
免責ゼロ特約は必要?
免責ゼロ特約を付けるメリットは、車両保険の自己負担額を極力少なくすることです。
ただし免責金額の設定は本来、保険料を安くするための仕組みです。
1回目の免責金額を0円にするために、特約の保険料を追加で払うのは、それほど大きなメリットは無いように思えます。
それよりも車両保険を使うことで、等級が3つダウンすることの方が重要です。
3つダウンすることで3年間は保険料が高くなるので、かえって高く付いてしまう結果になりかねません。
5万円~10万円程度の修理費であれば、車両保険を使わずに自己負担したほうが安い場合もあります。
車両保険を使ったほうがお得か、自己負担がお得かは事故の状況により異なります。
詳しくは保険会社に問い合わせしてみることをお勧めします。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
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