車両保険は自分の車が事故にあったり盗難されたときなどを補償するための保険です。
車両保険は保険料が高めの設定なので付帯率は約56%にとどまります。
ただし補償内容を限定したタイプや免責事項を高く設定することで保険料を抑えて契約することもできます。
車両保険で補償される事故の例
1.他の自動車との衝突
車対車の事故を起こし自分にも過失がある場合、相手へ対人賠償保険あるいは対物賠償保険から賠償金を支払います。
相手に賠償を払うということは、間違いなく自分の車も破損しているはずですよね。通常は自分の車の修理代は自己負担となりますが、車両保険(一般タイプ)を付帯していると、修理代が支払われます。
2.盗難
車両保険を付帯していると、車両の盗難被害にあったときに保険が出ます。ただし盗難であることを証明することが難しいケースが多いため、保険の支払いが拒否される可能性もあります。
盗難被害にあったときは、できるだけ早く警察へ被害届を出して2次被害を防ぐことが大切です。そのうえで保管会社に被害の連絡をして手続きを進めましょう。
⇒愛車が盗難被害にあった!対処方法と車両保険で給付されるポイント
3.いたずら
車が何者かに「いたずら」されてしまい、ボディに傷や凹み、落書きなどの被害にあうことがあります。
本来は、いたずらの加害者が損害賠償金を支払うべきですが、犯人が特定されるのは稀なケースです。いたずらされると多くのケースで被害者側が泣き寝入りしているのが実態です。
車両保険を付帯していると、いたずらによる修理費が補償してくれます。保険を使っても1等級ダウンで済みますので安心ですね。
4.自然災害
自然災害の影響で車が破損してしまった場合は、車両保険で修理費が支払われる場合が多くあります。
ただし、噴火や地震、津波など一度で巨額な損害が発生しうる自然災害では、補償の対象外になるのが一般的です。
台風 | 大雨・洪水 | 竜巻・突風 |
雹(ひょう) | 大雪・雪崩 | 落雷 |
高潮 | 土砂災害 | 地震・津波 |
噴火 |
5.自損事故
自動車保険は相手への損害を補償するのが基本になります。自分でガードレールなどにぶつかって破損(自爆)してしまった場合は、自己負担になるものですが、車両保険を付帯していると補償されます。
⇒電柱やガードレールにぶつかり車が破損した!車両保険で補償を受けるポイント
⇒車ガラスのヒビ割れ!車両保険を使わずに修理するほうがお得な場合もある
6.当て逃げ
スーパーの駐車場などで突然車が凹んでいたり傷がついていた時は「当て逃げ」された可能性が高いといえるでしょう。
当て逃げは違反ではなく犯罪扱いになります。ただし軽犯罪として扱われるため、被害届を出しても捜査の手が動くことはまずありません。
当て逃げにより修理費を保険で支払うと、3等級ダウンするので大きな負担が強いられてしまいます。
車両保険は2タイプある
車両保険は補償の範囲が少ない分、保険料を安く抑えた「エコノミー型」と、補償を充実させた分保険料が高い「一般型」の2タイプがあります。
エコノミー型と一般型の主な違いは、自損事故や当て逃げの補償の「有り無し」が多いようです。
なお、保険会社によりエコノミー型の部類で「車対車」限定があります。これは事故を起こした相手が車の場合に限り補償されるということであり、例えば家屋に突っ込んでしまい破損したケースでは補償されないことになります。
予算に応じて車両保険を選ぶことができますが、可能な限り「一般型」を選ぶると安心ですね。
車両保険支払われる上限額は?
車両保険で支払われる金額は、車種や年式などで定められた「車両保険金額」が上限となります。
車両保険金額は、同じ車種・年式・グレードなどの条件で保険会社が設定した「協定保険価格」のことです。
協定保険価格はおおむね中古車相場と同じ価格になります。もし自分の車の時価額がわからないときは、同じ車種・グレードの条件で売り出されている中古車価格を参考にすると良いでしょう。
仮に協定保険価格が50万円の車が事故を起こして、修理費が70万円だったとすると・・・・車両保険で支払われる金額は50万円で、残り70万円は自己負担となります。
協定保険価格は年式が古いほど低くなるので、当然車両保険が少なくなってしまいます。
修理代が車両保険でカバーできないときは修理しないで廃車にしたほうがお得になるケースが多いでしょう。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
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