車の盗難被害の件数は、年々低くなってきてます。それでも年間およそ1万件の車が盗まれているので、依然多いですね。

手口も計画的で巧妙なケースが多いため、被害車両が手元に戻るのは、全体の20%程度です。

愛車が盗まれたときの対処方法と、保険の支払いについてご紹介します。

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盗難被害は車両保険で補償される

車両保険は予算に応じて契約できるプランが用意されています。

一般的に「エコノミー型」と「一般型」の2タイプを用意している保険会社が多いですね。

盗難の補償は、「エコノミー型」と、「一般型」のどちらのタイプでも保険が出ます。

盗難被害にあったらまずは警察に届け出る

盗難被害に気付いたら、まずはできるだけ早く警察に通報しましょう。

通報するの理由は次の3つがあります。

  1. 犯人捜査のため
  2. 車両保険で申請しやすくするため
  3. 盗難被害の2次被害防止のため

盗難の手口は巧妙になってきています。防犯カメラなど犯人の手がかりが写ってないかぎり捕まえることは難しいのが実情です。

盗難被害に遭う車は、トヨタのハイエースのような人気車種に偏る傾向がありますが、近隣で同じ車種の被害が発生する可能性があります。

警察へ届け出ることで、被害の履歴を残すことができます。別の事件で捕まえた犯人が自白することもあり得るでしょう。

被害を拡散するのを防ぐためにも、早めに通報することが大切です。

保険金詐欺と間違われないために

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警察へ被害届を出した後は、保険会社へ被害の連絡をします。車両保険を付帯していれば、保険金がでます。

ただし盗難による保険金の請求は、保険金詐欺の的になることが多くあります。そのため申請が受理されにくいのが実情です。

申請するためには、被害届けを出すことはもちろん、「盗まれた証拠」を示すことが重要です。

ちなみに申請が受理されたらすぐに保険金が出るのでしょうか?

盗難車は1ヵ月以内に発見されないと、ほぼ確実に出てくることはないのが一般的です。

そのため、保険金の支払いが受理された場合、申請後から約1か月で保険の支払いが確定します。

破損して車が見つかった場合

盗難被害を保険会社に報告した後に車が発見されたにも関わらず、車が破損しているケースでは補償はどうなるのでしょうか?

その場合は保険から修理代が支払われるのが一般的です。

ただし、車両保険の種類によっては対象外となる場合もありますので、詳しくは保険会社に問い合わせたほうが良いでしょう。

保険をもらった後に車が発見された場合

保険をもらった後に車が発見された場合は、次の2つの中から選ぶことができます。

1.保険金を返金しないで車を廃棄する

盗難による保険は、「全損扱い」で支払われます。全損扱いで保険をもらうと、保険会社に車の所有権を譲渡したことになります。

つまり車が発見されたとしても、その車はすでに保険会社の所有物なので、車が必要ないようであれば特に返金などする必要はありません。

2.保険金を返納して車を返してもらう

全損の支払いを受けた時点で保険会社に所有権が移転しますが、規定の日数以内であれば返金の上で返却してもらうことができます。

規定の日数とは、例えば「保険給付されてから60日以内」などと保険会社によって異なります。詳しくは各保険会社の約款に記載されていますので参照ください。

なお、返却された車に破損などの損害があれば、保険金を別途請求することができます。

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