車に傷や落書きをされてしまった場合、車両保険を付帯していれば補償の対象になります。
ただし傷や落書きは、「他人に故意で行われた」ことが証明される必要があります。
傷は傷でも運転中に擦った傷であると補償の対象にはなりません。
車に傷や落書きされたらすぐに警察へ連絡する
自分の車が被害にあった時点ですぐに警察へ連絡しましょう。警察へ連絡するのは3つの理由があります。
- 犯人捜査のため
- 車両保険の申請をしやすくするため
- いたずらの再発を防ぐため
警察への被害届は一般的に最寄りの交番で受理してくれますが、地域によっては警察署でしか受理しないかもしれません。
2度手間になるのが嫌だという方は、直接警察署へ行くほうが間違いないでしょう。
1.犯人捜査のため
警察へ届け出る最大の理由は「犯人捜査」のためです。警察は被害届を受理すると、被害現場の調査後しばらくの間見回りをしてくれます。
ただし、犯人が見つかる可能性は極めて低いと思っていた方が良いでしょう。
いたずら被害は「器物損壊罪」という立派な犯罪ではあっても、たくさんの事件を取り扱う警察にとっては軽犯罪のひとつにすぎません。
自転車の盗難届を出しても捜査されることはまずありませんが、車のいたずら被害も同等の扱いになります。
ただ犯人が無差別にいたずらをする輩であれば、別の車にも被害を加えている可能性があります。
犯人が別の事件で捕まった時に自白する可能性もありますので、可能性はゼロではありません。
なお、もし犯人が見つかっても損害賠償金を請求するのは非常に難しいでしょう。
いたずらをする輩は精神的に異常がある場合も多く、また経済的に低所得である場合が多いためです。
賠償金の請求訴訟を起こしても労力とお金の無駄になるでしょう。
2.車両保険の申請が通りやすくするため
車両保険の申請で必ずしも被害届を出すことは必要がない保険も多くあります。
ただし「いたずら」名目で車両保険を請求するのは難しいケースが多くあります。
それは「自損事故の傷」ではなく「いたずらの傷」であることを証明する必要があるからです。
自分で車をぶつけて車両保険を請求する場合は3等級ダウンしますが、いたずらの場合は1等級のダウンで済みます。
それを悪用して自損事故をいたずらと申請する保険者もいるため、審査が厳しいのです。
被害届を出したという事実は、いたずらによる被害者であることを証明するのに効果があります。
3.いたずらの再発を防ぐため
いたずらされた車を修理したとしても、犯人が特定できていないうちは注意が必要です。
車を修理後に、同じ駐車場に停めているなら、再度被害に遭う可能性が高くなります。
前述の通り警察に被害届を出しても、犯人を捕まえられる可能性が低いのが現状です。
ただし警察に届出を出していると、警察の事件データに履歴として保存されます。
警察が知っているのと知らないのでは大きな違いがあり、また抑止力の効果もあるので再発を防ぐための一手段と言えるでしょう。
車両保険で補償される金額は?
車両保険で支払われる上限は保険契約時に設定した「車両保険金額」となります。
例えば車両保険金額を100万円で契約した場合は・・・
修理費が150万円かかる場合は100万円までしか支払われません。
車両保険金額の設定は高額なほど保険料が高くなるので予算に応じて決定しましょう。
車両保険は1等級ダウン
いたずらによる傷や落書きに対して車両保険を使う場合、1等級ダウンします。そのため翌年の自動車保険の保険料は1等級分高くなります。
補償金はたとえ1円であっても1,000万円であっても一律で1等級のダウンになります。そのため保険料よりも修理費が安い場合は自腹で修理して等級を守る方がお得な場合があります。
保険を使うか、自腹で支払うべきか判断するために整備工場などで修理費の見積もりをもらいましょう。
そのうえで保険会社の担当者に相談することをお勧めします。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
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