自動車保険では、事故歴に応じて契約者を20段階の等級に分け、保険料を上下させる「等級制度」を採用しています。
この等級制度は「ノンフリート等級制度」と呼ばれており、国内の保険会社は同一の基準を採用しています。
等級制度は2013年10月に改定されました。
それ以降は、同じ等級でも「事故歴あり」と「事故歴なし」の2つに分類され、それぞれに割引率が適用されるようになりました。
「事故歴あり」は事故有り係数を用いて計算する
「事故歴あり」と「事故歴なし」を比較すると、「事故歴あり」の方が割引率が低くなります。
1等級~20等級までの割引率は次のようになります。
等級 | 割引率 | |
---|---|---|
事故なし | 事故あり | |
1 | 64%(増) | |
2 | 28%(増) | |
3 | 12%(増) | |
4 | 2% | |
5 | 13% | |
6 | 19% | |
7 | 30% | 20% |
8 | 40% | 21% |
9 | 43% | 22% |
10 | 45% | 23% |
11 | 47% | 25% |
12 | 48% | 27% |
13 | 49% | 29% |
14 | 50% | 31% |
15 | 51% | 33% |
16 | 52% | 36% |
17 | 53% | 38% |
18 | 54% | 40% |
19 | 55% | 42% |
20 | 63% | 44% |
※2016年11月現在
1等級~3等級までは、事故あり・なしに関わらず一律で保険料が割り増しになります。
ちなみに自動車保険に初めて加入したときは、6等級からスタートします。
はじめの段階ですでに19%割引されている計算ですね。
事故あり係数の適用期間は最長6年間
一度、事故を起こすと「事故あり係数」で計算されますが、一定の期間を過ぎれば「事故なし」で計算されます。
「事故あり」から「事故なし」へ戻れる条件は次の通りです。
- 1等級ダウンしたときは1年間事故あり係数で計算する
- 3等級ダウンしたときは3年間事故あり係数で計算する
- 事故有係数の期間中に再度事故を起こした場合は最長6年間の加算
保険会社の間で等級情報は共有されている
事故あり係数が適用されたり、等級が低いために割引率が低い場合は・・・なんとか帳消しにできないかと考えますよね。
もし他の保険会社へ乗り換えれば、新規の申し込み扱いで帳消しできそうな気もしますね。が、そうはいきません。
ノンフリート等級制度は保険会社の間で情報共有されており、契約前に情報の確認を行っております。
そのため、保険の契約時に本当は1等級なのに10等級と嘘をついて申告してもバレてしまうわけですね。
「事故歴あり係数」の適用期間中は、割引率も良くないため損した気分になるかもしれません。
しかし1年~3年我慢すれば、元の「事故なし」等級へ戻ることができます。
あせらず日々の安全運転を心がけて「その日」を待ちましょう。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
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