2年に一度の車検に通すのを忘れていた。あるいは故意に車検を通さない状態で事故を起こしてしまった・・・・。
車検を通すときに、通称「強制保険」と呼ばれる自賠責保険に加入します。
自賠責保険の満期がいつなのか、事故は対人あるいは対物かによって保険金の支払い条件が大きく異なります。
車検切れでも保険が支払われる条件
意外に思うかもしれませんが、自動車保険(自賠責・任意保険)の約款には、支払の条件に「車検切れ」についての明記がありません。
つまり車検が切れている状態であっても保険の支払いの対象になると言えます。
ただ保険を請求する内容によっては難しい場合があります。
自賠責保険の有効期限が残っているとセーフ
自動車事故において、人を負傷したときに支払われる「対人保険」は自賠責保険から支払われるのが原則です。
自賠責保険の上限を超過した場合において、その分を任意保険でカバーする仕組みです。
自賠責保険の契約は、車検満了月の翌月(新車の場合は37か月、以降は25ヵ月)の満期が一般的です。
これは手続きする上で月をまたがることがあり、一時的に無保険になるのを防ぐための仕組みです。
つまり車検が切れたからといって即座に無保険になリません。翌月まで猶予があることになります。
その間に事故を起こして対人損害賠償が発生したとしても問題なく支払われます。
自賠責保険の満期後に対人事故を起こした場合
自賠責保険の満期後に対人事故を起こしてしまうと、自賠責保険が支払われません。
ただし任意保険に加入していると、自賠責保険で補償されたであろう金額(上限)を差し引いた分の賠償金が支払われます。
例えば相手に傷害を負わせ治療費に200万円かかったとすると・・・・
自賠責保険の傷害における賠償金の上限が120万円なので、差額の80万円が任意保険から支払われることになります。
自賠責保険の満期後に対物事故を起こした場合
自賠責保険では対人賠償のみ補償されます。対物補償は対象外のため注意が必要です。
任意保険に加入している場合は、補償される可能性があります。
ただし、事故を起こした車が「車検切れ」の場合は整備不良と判断される可能性があります。その場合は補償を受けることが難しいでしょう。
補償されるかどうかの判断は、状況により異なります。詳しくは保険会社に直接問い合わせをし確認しましょう。
車検切れは道路交通違反
車検切れによる補償の可否についてお話しましたが、そもそも車検切れの車に乗ると「無車検運行」の道路交通違反になります。
無車検車運行・無保険車運行の法定刑
1 無車検車運行の法定刑は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金です(道路運送車両法第58条1項、108条)。
2 無保険車運行の法定刑は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金です(自動車損害賠償保障法第5条、86条の3)。
無保険車は、故意で車検を通さなかった場合はもちろん、車検を通すのを忘れていて走行を続けた場合も該当します。
無保険車は「車検切れ」と「自賠責保険切れ」の2つ同時に違反となります。合計で12点の減点されます。
12点減点されると、過去に違反が無い人では一発で90日の免許停止処分になります。
3点以上の累積がある人は一発で免許取り消し処分になるので怖いですね。
加えて30万円~50万円の罰金も科せられるため非常に重い刑罰といえるでしょう。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
実際、私も保険を見直し乗り換えることで、23,000円安くすることができました。
複数社の保険を比較し、カンタンにぴったりあう保険を見つけましょう!
→お問い合わせはこちら
車を高く売るには、「一番高く売れるお店を探す」ことに尽きます。
買取会社によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも会社により平均で13万円以上の差がでると言われています。
私も日産のティーダを一括査定に依頼したところ一番高いお店と低いお店で15万円の差が出ました。
一括査定は、1分の入力で最大10社の一括査定を無料で申し込むことができます。1分の入力で簡単に最高額の会社を見つけることができるのです。