走行中に台風や暴風雨であおられた木が倒れてきた経験はありませんか?
倒れてきた木が車にぶつかり破損した場合、車両保険に加入していると損害補償の対象になります。
ただし、すでに倒れて路面に落ちた木にぶつかり破損したときは、契約している車両保険のタイプにより補償されない場合があります。
出展:共同通信
木が倒れて車が破損した場合は車両保険で補償される
車両保険は保険料を抑えた「エコノミー型」と、補償が充実した「一般型」の2タイプがあります。
木が倒れて車が破損した場合は、「飛来中または落下中の物との衝突」に該当します。
「飛来中または落下中の物との衝突」による補償は、エコノミー型と一般型のどちらのタイプでも補償の対象になります。
車両保険が補償される例・補償されない例は次のケースになります。
補償される例
- 走行中に倒れてきた木が車にぶつかり破損した
- 強風で飛来した木が車に当たり傷がついた
- 走行中に小石が飛んできてフロントガラスが割れた
補償されない例
- すでに倒れていた木にぶつかり破損した
- 路面に放置された岩にぶつかった
- 倒木を避けたときに電柱にぶつかった
倒木の所有者に賠償金を請求することも検討する
倒木により車が破損した場合、「誰が木の所有者」かを確認することが大切です。
例えば私有地から伸びた木であれば、地主が木の所有者になります。
公園の木であれば自治体が管理しています。高速道路の木であれば道路公団が管理しています。
それぞれの木は適正に管理することが所有者の責務ですので、管理を怠ったことで倒木したのであれば、所有者に対し損害賠償を請求することが可能です。
所有者の責任については、民法の第717条「土地工作物等所有者の責任」に定められています。
土地の工作物等の占有者及び所有者の責任
1項 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない。
2項 前項の規定は、竹木の栽植又は支持に瑕疵がある場合について準用する。
3項 前2項の場合において、損害の原因について他にその責任を負う者があるときは、占有者又は所有者は、その者に対して求償権を行使することができる。
木の占有者(所有者)は管理を怠ったことで倒木し損害を与えてしまったときは、損害賠償の支払をする必要があります。
ただし台風や強風など、やむを得ず倒木したときは、必ずしも所有者の責任が問われるとは限りません。
所有者にどれくらいの責任があるかは状況により異なりますので、保険会社や弁護士に相談してみると良いでしょう。
木の所有者に過失がある場合は差額が支払われる
倒木した原因が木の所有者にあるのが明確な時は、損害賠償が支払われます。
車両保険に加入していると、倒木による損害が補償されます。
所有者からの賠償金の支払いがあるときはその分を差し引いた補償金が支払われることになります。
車両保険を使うと1等級ダウンする
倒木により車が破損し車両保険を使った場合は、「1等級ダウン」になります。
1等級ダウンした場合は翌年の保険料が高くなりますが、2年目から元に戻ります。
倒木による破損が軽症であり修理費が安いときは、自腹で修理あるいは修理しない方がお得な場合もあります。
修理費の総額がいくらになるか修理工場やディーラーへ見積もりを依頼し、保険会社へ車両保険を使うべきかを相談しましょう。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
実際、私も保険を見直し乗り換えることで、23,000円安くすることができました。
複数社の保険を比較し、カンタンにぴったりあう保険を見つけましょう!
→お問い合わせはこちら
車を高く売るには、「一番高く売れるお店を探す」ことに尽きます。
買取会社によって欲しい車が異なるため、同じ車の査定でも会社により平均で13万円以上の差がでると言われています。
私も日産のティーダを一括査定に依頼したところ一番高いお店と低いお店で15万円の差が出ました。
一括査定は、1分の入力で最大10社の一括査定を無料で申し込むことができます。1分の入力で簡単に最高額の会社を見つけることができるのです。