交通事故で相手の賠償を補償するのが対人・対物保険なのに対して、自分の車を補償するのが車両保険です。
自動車保険の加入者のうち、約半数の方が車両保険を付帯しています。
車両保険の契約は審査がありますので、どの車も無条件に契約できるわけではありません。
このページでは、車両保険に加入できない事例をご紹介します。
車両保険に加入できない車
車両保険に加入できない車とは、「事故率の高い車」、あるいは「保険料の算定ができない」の2つが主な理由となります。
車両保険は車種と年齢などの条件別に、「この人はどれくらいの確率で事故を起こすか?」を過去の実績をもとに算出し保険料を決めています。
そのため事故を起こす可能性が高いと判断されると、契約を断られることがあります。
また、並行輸入車など、車の形式が不明な車は、保険料の算定に手間がかかるため門前払いされてしまうことがあります。
契約できない車は、主に次の2タイプです。
1.車検証が無い車や形式不明な車
- 車検証が無い車
- 平行輸入車
- 違法改造車
車検証には車の車種や形式など、保険料の算定に必要な情報が記載されています。
そのため、車検証がない車は車両保険を含む自動車保険の契約ができません。
車検証を有効な状態に更新し、契約手続きを行いましょう。
平行輸入車は、正規ディーラー経由で販売された車ではなく、個人輸入などで売られた車のことです。
平行輸入車は、車検証に記載される形式が「不明」と記載されるため、同じく保険料の算定ができません。
違法改造車はいうまでもなく、道路交通法違反なので保険に加入することができません。
改造車はレースやラリーなど競技用の車両も含まれます。
2.自家用車でない車
- 事業用の車
- 業務として危険物を積載する
- 有償で貨物を運搬する
- 外務省の登録自動車(「外」、「代」、「領」ナンバー)
道路運送法では、自動車の分類を「自家用車」と「事業用車」の2つに分けられています。
事業用車とは、タクシーや運搬車などナンバープレートが青(緑)色の車と言えば分かりやすいかもしれません。
事業用車では事業用の保険が用意されているため、自家用車用の保険では加入することができません。
それと余談ながら、外務省の登録自動車(外交官車両)も自家用車の保険に加入できません。
車両保険の契約が難しい車
上記1.2の条件を満たす車であっても、車両保険の契約が難しい車があるのも事実です。
主な例として、市場価格の高い車やスポーツカーなどです。
- 1,000万円以上の市場価値のある車
保険会社により異なりますが、およそ1,000万円以上する高額な車は、慎重な審査が行われます。
特に事故率が高い若年層が高額なスポーツカーに乗る場合は、リスクが高いため契約を断られる可能性があります。
なお、車両保険料の算定は車種ごとに設定された「車両料率クラス」で決まります。
車両料率クラスは1~9までのクラスに階層分けされており、スポーツカーは最高の「9」に該当します。
例えば市場価値が3,000万円以上のフェラーリやランボルギーニの保険料は年間100万円~200万円ほどになります。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
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