犬や猫などのペットを家族の一員として飼われている方も多いですよね。
散歩や旅行に行くときも車にペットを搭乗させることもあるかと思います。
万が一の事故でペットにケガをしたら心配ですよね。
ペットのための保険「ペット特約」についてご紹介します。
「ペット特約」は家族の一員を守るための保険
車の交通事故で負傷すると、加害者から治療費や慰謝料を請求することができます。
しかし犬や猫などのペットは、交通事故で負傷しても十分な治療費や慰謝料を請求することが難しいのが現状です。
それは法律上、ペットは「物」として扱われるためです。
物(対物)の賠償金の限度額は、「時価額」となります。例え交通事故でペットが死亡したとしても、時価額以上に請求することが難しいのが一般的です。
そこで役に立つのが「ペット特約」です。ペット特約を付帯していると交通事故でペットが負傷したときに治療費や入院費などが補償されます。
ペット特約を取り扱う自動車保険会社は2社のみ
- アクサダイレクト(ペットプラス)
- 共栄火災海上保険(くるまペットくん)
アメリカンホームダイレクトもペット特約の取り扱っていましたが、2016年12月で自動車保険事業から撤退することになりました。
ペット特約の補償内容は?
アクサダイレクトと共栄火災のペット特約の詳細は次の通りです。
アクサダイレクト (ペットプラス) | 共栄火災海上保険 (くるまペットくん) |
|
---|---|---|
治療費用 | 最大10万円(治療費、葬祭費を含む) | 最大5万円(事故から30日以内) |
葬祭費用 | 最大10万円(事故から30日以内) | |
臨時費用 | なし | 最大3万円(葬祭の臨時費用) |
入院費用 | なし | 最大10万円 |
賠償責任 | 最大3,000万円 | なし |
治療費用
ペット特約を付帯した自動車で事故を起こした場合、ペットに対し治療費が補償されます。
また、ペットの治療費は搭乗者(本人や家族)も負傷し治療費が支払われた場合に限られます。
ペットのみケガをした場合は、支払いの対象にはなりません。
葬祭費用
ペットが搭乗中の事故で亡くなってしまった場合の葬祭費用です。
葬祭費用は墓石代や墓地代等も含まれます。共栄火災では、それら費用がかかる場合は別途、臨時費用(3万円)が支払われます。
賠償責任
ペットが他人にケガをさせてしまったり、物を壊してしまい損害賠償を負ってしまったときに支払われる保険です。
ペットの賠償責任はアクサダイレクトで付帯することができます。最大3,000万円補償されるのが安心ですね。
ペット特約で支払が難しい例
大切なペットを守るためのペット特約ですが、支払いが難しい例もあります。よくある事例の2つをご紹介します。
1.運転者に過失がある場合
ペットを車に乗せる時は、ペット用のシートベルトの着用が義務付けられています。
例えばペットを助手席に乗せたり自分の膝の上に載せて走っていると「乗車積載方法違反」(道路交通法第55条)となります。
違反の状態で事故を起こすと自分にも過失があるので十分な賠償を受けられない可能性が高いでしょう。
2.慰謝料の請求
ペットがケガを負ったり後遺障害や死亡してしまったりすると、買主にとっても大きな心の傷を負うことになります。
人が負傷したのであれば慰謝料の請求は可能ですが、ペットの場合は「物」扱いになるので慰謝料の請求は難しくなります。
ただし近年、買主に対して慰謝料の支払いが認められた判例も出ているので可能性は0ではありません。
自動車保険は、保険会社によって保険料に差がでます。
補償内容やサービスも大切ですが、できるなら保険料を安く抑えたいですよね。
保険料を安くするには、自分の運転条件にマッチした保険を選んで「無駄を無くす」ことが大切です。
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